THE BEACH BOYS
7月に入って、ぼくの南米ツアーも終わり、ようやくアメリカに移動。
嗚咽で駆け込んだ裏路地で危険を感じたあのアルゼンチンから、南米の金持ち国チリを経由して、何かと安心できる水事情になりました。
南米ツアーとか書いてますが、ただの長期出張です。
南米から移動の際、飛行機で隣になったおじさんと、いわゆる SAKE のことで意気投合し、空港から、ホテルに向かう前に、ライブに付き合えと、酔っぱらっているせいもあるのか、半ば強引にとあるライブ会場へと連れていかれました。
はい。ぼく、でっかいスーツケース持っているので、とりあえずホテルに向かいたかったんですがね。笑
空港からでると、その方のお迎えのでっかいアメ車があって、お迎えの人とみられるスタッフの方に、「お前は誰だ?」と聞かれながらも、あれよあれよと、乗車。
移動中の車内では、あまり僕は銘柄に詳しくはないものの、味わいからしてすぐにビンテージものだとわかるシャンパンがでてきて、フライトの宴の続きだったのであっという間に目的地に到着。
「おい、〇〇。」
「君は、Beach Boys 知ってるか? 」
と、その方がいうので、知らないと率直に答えました。
関係者が入る入口から楽屋口に連れて行かれ、ステージ袖に連れていかれた僕。
『セキュリティこんなんでいいのか?』と酔いどれながらも、まだ少し意識がある状態。
アリーナをステージ脇からのぞくと、結構な観衆。
どうやら、10,000人くらいはいたようです。
結構な、人気アーティスト??
と、思いながら、とりあえず、『BOYS』 という言葉にめっきり反応していた僕。
イケメン!? いるんでない?? と、勝手に期待した僕がそこには確かにいました。
で、ステージをみわたすと、ミックジャガー? 程度の年輪を刻んだご老人。
『ん、どこに BOYSがいるの?』
と、思いましたが、感心したのは、高齢に見えるわりには、
まー、声のハリツヤは、なかなか一品。
すごいなー、って感心してました。
ミックジャガーやポールマッカートニーとかよりは、遥かにいい声出してました。
でも、全然知らない曲ばかりなので、まー、僕の中での盛り上がりなどはなく。
3曲くらい聞いてて、もう、勝手に帰ろうとした時です。
『あれ、なんか、これ聞いたことある!!』
という曲が流れてきました。
『 Surfin U.S.A. 』です。
『え、この曲、この人たちのなの?! 』
と、割と大きめに感動!!
観衆も大盛り上がり。そして、急に、僕もなぜか、ノリノリになりました。
続く曲も、また、知っている名曲。そして、名曲。
ただ、surfin U.S.A. 以外は、タイトルがよくわからないので残念なのですが、とにかく、昔、僕の幼少期に、外車のディーラーをしていた親戚のおじさんの家や当時のいわゆる昭和喫茶店にいくと、お店のBGMで、結構流れていた曲が次々と耳に入ってきました。
『お得ー!!』
って、思ったのですが、全部で7曲くらい聞いて、途中で、会場をあとにし、ホテルに向かわせてもらうことにしました。
まー、変な出会いでした。
はい、ということで、調べてみましたが、↓↓ が レコードジャケットです。
後でわかりましたが、そのおじさんは、そのむかし、アメリカで一世を風靡した ??
のかどうかはよくわからなかったのですが、それなりの音楽プロデューサーの方のようでした。
それにしても、Beach Boys 知らないって、言って、とっても、失礼してしまいましたね。。。
いやしかし、いい声でした。