一時退院
先生にお願いしてなんとか、外泊許可をもらいました。
わが子と月初めに約束していたことがあって、どうしても、約束は守っておきたかったので。
月初めに用事で実家に帰郷したのですが、その時に、わが子がまだみたことがないので、
ホタルを見に行こうね。
って、言ってました。
今年は暑い日が続いていたから、6月初旬でも気の早いホタルがきっといると思って。
で、翌日、ちょうどいいくらいの雨が降ってから、夕方すぎに雨かやんだので、ホタル鑑賞には、絶好のチャンス。
さっそく、わが子を連れて、と思っていたら、甥っ子たちと家の中で騒いで遊びまわったせいか、意識を失ったかのように爆睡。
1時間くらいで起こそうかとしましたが、全く起きない!
で、その日は諦めて、行かずのままだった。。
自宅に戻ってから、ようやく、スケジュール的に、見に行けるかなって思った矢先に入院。
このままホタルシーズンが終わってしまって、万が一、ずっと見に連れて行けないようなことがあったら、心残りの華が満開で散ることに。
長い道程を運転し、ホタルスポットに着いて、車をとめて、小川の傍を歩いていくと、
いました! いました!
ちょうど、抱っこしていた、わが子と僕の目の前を、ふわりふわりと、一匹のホタルが、少しか弱く儚い発色で横切りました。
僕がホタルを指差しながら、
見えた? いまのが、ホタルだよ。
というと、
ホタルいたねー!
と、わが子。
あっちにも、ほら、草のかげに何匹かいるよ!
あっちにも行ってみよう!
と、僕、少し興奮気味に言ってました。
うん、あっちに行く!
というような返事が、わが子から戻ってくると勝手に思ってましたが、ん、ありゃ。
実際にわが子の口からでた言葉は、
ホタル見たねー。
はい、もう、おちまい。かえりましょ。
でした。笑
どうも、薄暗いのが、やっぱり、怖かったみたいです。
えー、もうちょっと見ようよ。
と、少し奥に進んでいくと、儚い光が、ゆらゆらと、続けて4つ交差していきました。
僕的には、結構、ラッキー! でしたが、
わが子は、あ、また、いたねー。
よっついたねー。はい。おちまい。
ということでした。
わが子は、それなりに反応はしてましたが、ホタルよりも、その上にあった、お月様とお星様をより好きだったみたいです。
半分お月様と、お星様たくさんねー。
と、いいながら、帰り路、車に乗る前に、僕の肩で、すっかり、夢心地のわが子でした。
あー、でも、わが子にとって、初めてのホタル、ちゃんと、家族で見に行けて良かった!
無理聞いてくれた、先生にも感謝。