妻からのひとこと
昨晩、帰宅してから妻にあらためてお詫びした。
昨日のブログに書いたことに関連して思い出したことがあって。。。
僕は年に1度プライベートで海外に行くのですが、もともとこれは妻との約束でもあります。
妻と知り合って、といっても、そのころはまだ結婚とかしてなくて、まだお付き合いしだしたばかりの時の話ですが、もともと妻は海外に行くのが好きだったので、彼女はいくつものアルバイトをかけもちしながら、つつましい生活を送り、大好きなヨーロッパに学生になってからというもの毎年1度は渡航していました。
よくあるヨーロッパ好きの女子大生です。
だから、それを最低限やることができるようにしたいという純粋な思いだったようです。
そして初めて二人で海外旅行にでかけたとき、夜景の綺麗な丘のレストランで、毎年1度は海外旅行に一緒にいく、という話になって、いつくかの山場を乗り越えながら結婚し、今に至っています。
20年以上たちますから、もう20回以上、妻とは海外にでかけたことになります。
妻は水事情がよい国を好むので、必然的に欧米を中心とした先進国に行き先がきまりますが、何度かは無理を聞いてもらい、東南アジア、南米、中東にも行きました。
ですが、唯一二人で行きたいというか見たいという意見の合致する場所があるのですが、様々な理由で、ここだけは予定が伸び伸びになって、まだ行けていません。
それは、「オーロラを見る」ことです。
アラスカやカナダには一緒に行ったことがあるのですが、僕の「氷河の崩落がみたい」という希望で夏に行ってしまいました。
その時、冬にオーロラ鑑賞を選択しておけばよかったのですが。。。
それで、オーロラを、北欧から見るか、カナダから見るか、いろいろと検討したのですが、どうしても仕事の都合でオーロラシーズンにスケジュールがあわせられずいけていません。
それで、僕、昨日、妻にお詫びしました。
「ごめん、オーロラは一緒に見に行けなくなった。」と。
「薬が、氷点下の世界はダメらしいんだよね」って。
ところが、妻は、あっさりと僕の報告を一蹴しました。
『身体に密着させていけばいいんじゃない』と。
あ、なるほど。ていうか、そりゃそうだよね。
そもそもロシアとか北欧とかの寒い地域にも、おんなじ病気の人いて、服薬治療とかしている人いるよね。そりゃ。
なんだ、そしたら、ロシア出張いけたじゃん!! 俺。
てか、なんて鈍い頭してんやろって、さすがに、自分のことを笑いました。
ただ、どちらにしても、今のまだつらい副作用のある状態でロシアに行くのはだいぶ勇気が必要だったので、残念なきもちはありながらも、結果、今は、ホッとしている、というのが本心でしょうかね。はい。
そして、妻から追加でコメントが。
『あの、エルミタージュは、もともと、私が行きたいっていったとこでしょ。』
『だったら夏にまた行けそうなときに行けばいいじゃない。』
『だいたい、仕事で、一人で、先に見に行くつもりだったとか性格悪すぎるよ。』
と。
あ、確かにそうだよね。そうですよ。すみません。
実際、僕、美術館に興味がでたのは、もともと絵をみるのが好きな妻の行先に付き合ってまわってたうちに、自分も興味がでてきた、って具合なんで。
ただ、オーロラ見に行くのに、腹巻巻いて、薬抱きながら行かないといけないと思うと、やっぱり、なんだか寂しいです。
やっぱり健康に戻りたいなって思います。
でも、もう少し子どもが大きくなったら、家族でオーロラ見に行こうという希望をもって、これからもあらためて頑張っていきます。