HIV感染におびえた数日 その6 : 最後の日
次の診察日(検査結果通知)の前日、やはり、仕事を優先せざるを得ない状況だった。
病院にはほんとに行く暇がない。。。
看護師さんに電話をし、どうしても明日予定がつかないことを伝え、次にいけそうな日をあらためて見つけて連絡すると伝えた。
その後、予定の変更・変更・変更の連絡を重ね、ある日、看護師さんに電話でマジ切れされて怒られた。
『来院して医師の話を聞いてください。きちんと話を聞いてもらわないと困ります。』
「いや、行きますから。 仕事が落ち着くまでまってください。」
ん、ていうか、その口ぶり、にわかに + と告知してますかね?
と思いながら聞いてたところ、
次の瞬間、
『CD4 50もないんですよ。早く来て先生の話を聞いてください』
「え、50 ないって 何 ? 」
「 CD4 って、200以下だとエイズ発症する状態とかでないんですかね?
そんなに悪いんですか? 」
自分の中では、HIVになっていても、 CD4 が200以下ということはないだろうと思っていたから、50もない、という言葉は、かなりの衝撃だった。
しかし、ここで最も衝撃だったのは、電話で告知されたことだ。
ていうか、HIV検査の結果、「残念ですがあなたは陽性です」とかいう告知でもなく、
何で、いきなり、CD4 の数から告知されてんねん!! うそやろ。しかも電話で。笑。
HIV検査の結果って、普通、診察の時とかに、面前で相手を確認して話すんとちゃうんかい!!!
しかも、なんで、切れ気味の看護師が電話で、ポロッと、言うわけ ?
守秘義務とか情報管理とかどないなってんねん。
てか、俺、 確定やん。感染してんやん。やっぱり。 もう。なんやねん。
ということで、何の間違いか知らないですが、HIV陽性と電話で伝えられた。笑
もちろん、気が付けば、1ヶ月近く病院に行けなかった自分が悪いんですけどね。
それでも、普通、電話でいいますかね? ? ?
そんなこんなで、 僕の結果聞くまでの恐怖の日々は、あっさりと思いもよらぬ形で終了。