感染者数横ばいについて
昨日Yahoo!ニュースで見た、減らない日本人HIV/エイズ感染者に関するトピックス。
2016年は新たに1448人。
なるほど 1/ 1448 が 僕なわけですね。
理由の一つは、ART治療の開始までに時間がかかる。遅い。という内容でした。
ただ、その中でも、僕は不幸中の幸いにも、服薬開始は早かったほうだと思う。
僕の場合は、HIVウィルスが僕の体内に入ってから、服薬開始まで、およそ3〜6か月です。
即日迅速検査でHIV抗体抗原検査を受けて陰性だった日から、3ヶ月後に感染が確定しました。
要するに、物理的にも感染想定日をある程度特定できます。従って、ウィルスをいただいた相手もほぼ特定できています。
あ、話がずれました。。
なぜ、服薬開始までが早かったかと思うのかは、以下の理由です。
前にブログに書きましたが、経験したことのない体調不良、そう、延髄蹴りをくらったかのような経験したことのない頭痛がでた翌日に町医者に行き、その4日後に、体調が改善せず、さらに発疹を確認した日。
つまり、感染初期症状を疑い病院に駆け込んだ日(後に感染確定日)から服薬開始までが、74日。
要するに、初期感染症状による体調不良を覚えてから、79日後にART治療、つまり、抗HIV薬の服薬を開始した。
という話です。
HIVウィルスが体内に入ってからは、最長期間で考えても、6か月と8日後に、服薬を開始したことになります。
これは、多分、ART開始としては、かなり早い時期での治療開始だったと思います。
何を言いたいかというと、
僕の場合は、服薬開始が早いほうなので、他人にさらに感染をさせる可能性があった期間が短い、ということです。
要するに、HIV感染者が、1日でも早く服薬治療を開始し、ウィルス量をコントロールできていれば、感染拡大は、日々減少していくはずだと思います。
にしても、服薬をしているだけで日々元気に過ごせるのだから、感染が発覚したその日から、強制的に、服薬開始とすべきだと思う。
社会制度のありがたい手続きは、あとから間に合わせて遡及できるようにすれば良いのだから。
悪意で感染拡大を目指す人がいるとしても、いったん服薬を開始したら、そう簡単に服薬中止を選ばないと思う。
服薬を開始するまでに、自暴自棄や嫌がらせなど、様々な感情で、感染行為を繰り返すタイプの人間も存在するのだから、1日もはやい服薬開始をさせるべきだと思う。
この先、感染者が減っていきますように。