いろいろ物議を醸した東大の入学式祝辞。
ようやく全文読んでみました。
素晴らしい
としか言いようがありません。
ところどころで、聴く側の解釈次第で、
違和感がある場所があるのかもしれないですが、
全体として、よくできた、素晴らしい祝辞。
少なくとも、数日に渡ってメディアでも取り上げられたのだから、そこに、あの先生の狙いがあるとしたら、もう、先生の勝ちですね。
ま、勝ち負けの表現で評価する問題ではないので、表現として適切でないですが。。
数年前に、官僚の友人の話を聞いたなかで、省庁によっても、昭和体制の組織が、まだまだ続いているのは確かです。
厚労省のキャリア官僚は、将来の昇進への影響のことは気にせず、育休を進んでとっていましたが、財務省のキャリア官僚は、絶対にそんなことはできない。
と、言っていました。
無理もないですが。
ただ、財務省のようなキャリア省庁がそんなではこの先、困ります。
女性比率が少ないのも、やはり、昭和の壁です。
自民、安倍政権は、女性の輝く社会を重要課題にしていますが、実際は、どうでしょうか?
表向きには、いいことばかり言って、まずいことは、うやむやにする政権はやはり容認すべきでありません。
どんな反撥や抵抗があろうと、こうした改革を含めて、民主党は、より強固に邁進すべきだったと思います。
翻って、自民一強になってしまったのは、私たち国民の責任です。
選挙が各地で行われていますが、大事な一票を、候補者をよく見極めて使ってもらえる社会になって欲しいものです。
ちなみに、僕は、
民を思い、永遠に不滅に良識のある人格者がリーダーである独裁国家が、世界で最良の国家だと思います。
信じることができるというのは、一番、幸せなことです。
知られていなくとも、こうした国は、地球上にいくつかあります。
一歩、足を踏み外せば、北の大将のようになりますが。
実態として、今の日本は、独裁国家に近づく雰囲気があります。
また、その傍で、甘い汁をすすることを望む、古い時代の認識のキャリア官僚がたくさんいます。
こうした時代背景の中で、今回の、東大の入学式祝辞は、とても、素晴らしいものでした。
少なくとも、僕は、そう思います。