既婚バイのHIV記録

HIVに感染した既婚バイの思いのまま記録するブログです。
エイズ発症はなくほぼ普通に生きています。
これからの人生とこれまでの人生、今の自分、家族、仕事など、思いのままつぶやいていきます。

ケンジのいたずら

小学5年の春。仲の良いケンジという友達といつものように放課後遊んでいた。


当時、パソコン、といってもでっかいフロッピーディスクのようなものをいれて遊ぶゲームをいつもケンジの家でやっていて、学校が終わるときまってケンジの家にいた。


僕がいつものようにパソコンにむかってゲームをしていたある日、
背後からケンジがぼくに抱き着いてきた。



僕は瞬間固まった。



ものすごく胸の鼓動が強くなって動けなかった。
必死にゲームを続ける自分がいた。



次の瞬間、ケンジは僕のベルトに手をかけ、ぼくのことを脱がそうとする。



「ゲームができないよ。」



固まったままの身体で僕はその時できるだけの抵抗はした。



ケンジは、無言でぼくのズボンをおろし、上の服もむしりとった。



ケンジが背後から来たとき、ケンジはすでにパンツだけだった。



『ベットに寝てみて。』



「なんで」



『いいから』



ケンジは、どこから持ってきたのか、成人本の男と女が抱き合っているページを
開いていて、


『これって気持ちいいのかな。やってみようよ』


といい、ぼくの小さなJr.を口で愛撫した。


『みてみて、なんかねばるのがでてる。』


と不思議そうに話しているケンジは、大きくなったケンジJr.の先から
透明なネバネバを僕にみせてきた。


『何これ。』


と不思議そうに言うケンジを見ながら、ケンジに乗られた僕は、何もいえずにただ仰向けに時間が過ぎるのをまった。



バタン



誰かがかえってきた玄関のドアが閉まる音がした。



あわてて二人服を着て、僕は、ぶるぶる震えながら、ケンジの家を後にした。




この日の出来事は完全に僕のトラウマになった。




抵抗したい自分と好奇心の自分が入り交り、次に何をされるのかわからない
恐怖心と期待感が入り混じっていた時間だった。



成人誌。男友達の股間。


思春期がようやくはじまるこれからの時に、どれもはじめて目にしたものだった。




中学にあがるころ、それでも僕は彼女がいた。
中学生の付き合いなんてたかが知れているが、中学の時には何人かの女の子とお付き合いし、いっしょに手をつないで帰ったり、デートしたり、普通にお付き合いしていて、女の子とキスとかもしていた。


ただ、中学1年の夏ころから、なぜか、男の同級生が着替えたり、体操服とかをきていると、なぜかその股間にも目が行くようになっていた。



どうしても思い出す、あのケンジとの1日。



あの日のことがなければ、そんな思考はおそらく生まれなかった気がすると
僕は今でも思っている。

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