わが子の脱走劇
最近ますます活発なわが子。
困ったことに、とうとう子供部屋から脱走するすべを覚えました。
「ガサゴソ」「フンッ」と、気になる物音。
ん? と、視線をやると、自分の鼻の高さがあるベビーガードを股越して、雑技団のようによじ登ろうとする途中のわが子。
足場や土台もなく登ろうとする姿は、なかなか柔軟な身体で、パワーもバランスも、ほどよいのかもしれません。
目があうと、「見つかったかー」という具合に、にやっと笑い、元に戻って行きました。
こうなると脱走は時間の問題です。
数時間後。
リビングを自由に走りまわるわが子。
やっぱりね!! 笑
子供部屋の入口は、スライディングウォールになっていて、開き戸というべき?扉があり、その前にベビーガードを設置しているので、これまでは簡単に脱出は無理でした。
ところが、ベビーガードを少しずつ部屋の中にずらしては、壁とベビーガードの間にできたわずかな隙間に身体をひねり入れ、カニさん歩きで隙間をぬけて見事に脱出。
してやったりなわが子の笑顔。
まだまだ小さなわが子ですから、一度、脱出できたら何度も繰り返すのは仕方ないです。
脱出した後、自分に良くできました、とばかりに、手をたたいて喜びます。
子供部屋は専用で安全にしているので、ベビーガードの内側では自由に好きに何しても良いように、子どもが動きまわれるようにしています。
でも、もう狭い世界は嫌なのですね。笑
子ども部屋は、リビングから見える場所にあるので何かあればすぐに行けますが、言いようによれば、わが子は、24時間監視付きのオリの中で飼われている動物園の保護動物です。
わが子にとっては、自分の部屋以外に出られるのがやはり冒険心を擽り楽しいのでしょう。
油断すると、リビング、ダイニングを中心に、寝室や書斎、化粧室などを駆け巡ります。
ずっとこれまで、
「お部屋以外は自由にして良い場所ではありません。」
「お部屋以外に出る必要があったら呼んで伝えてね。」
「自由にでられないようにベビーガードしてるのだから、勝手に隙間からでたらベビーガードの意味なくなるでしょ。」
と言うような具合で何度かいい聞かせると、納得して同じことはやらなくなります。
ので、ベビーガードの隙間からの脱出は、いまでは、やらなくなりました。
ならば、と、今回の「股越し」です。ベリーロールスタイルで越えてきます。
どんどん、勝手に成長していくのだなーって思います。
お願いだから、大怪我だけはしないように気を付けてね。
ちなみに、わが家では、いわゆる赤ちゃん言葉は禁止です。
車のことを「ぶーぶ」みたいに一括ではよばず、ミニカーでいえば、「フェラーリ」「ランボルギーニ」「マスタング」のように、そのまま商品名か、メーカー名でわが子も覚えています。
「パトカー」「救急車」「消防車」のような生活に必要なものは、「パトロールカー」「アンビュランスカー」「ファイヤートラック」のように、日英その他、同時にいろいろな言い方で記憶しているので多少混乱しないか心配ですが、今のところ混乱はなさそうなので、気にせず大人と同じように教えています。
最近は、ひらがなの積み木で、簡単なメッセージを書いてくるようになりました。
当初は、縦に並べるだけで、文字も天地逆転しているものもあったのですが、今では、横にも並べることを覚え、文字の天地はかなり認識してしっかりしています。
発語がまだ少ないのは多少心配ですが、ひらがなや数字も天地を理解して識字しているのは、年齢を考えると逆に多少怖いです。
完全に妻の遺伝子優勢な地頭です。
どこまでも僕の遺伝子は薄いんだなーと思います。^^; よかった。笑